街路樹再生

イチョウの健康度調査  環境市民ネットワーク天理の久保田有副理事長は天理市内の街路樹をくまなく調べ、3260本の木々を樹種ごとに市街地図に落としました。そして最も多かったのがイチョウの木で931本。イチョウは「天理市の木」に指定されています。しかし、2000年代前半になると天理市街地の街路樹は受難の時期に入りました。木々の枝は強く剪定され、まるで丸太が立っているかのように太い枝はバッサリ切られ、可哀想な姿になっていました。木によっては、それが原因で枯れたものさえありました。
 平成19年、環境市民ネットワーク天理は9月9日と12月1日の2回、天理の市街地に立ち並ぶ街路樹の一つ、イチョウの「健康度調査」を行いました。

                    

取り組みの経過

2005年6月2日 天理市都市計画課と 街路樹について話し合い
2006年12月2日 イチョウの堆肥化の実験
2007年5月12日 平成19年度総会 街路樹健康度調査について
2007年9月1日 イチョウの健康度調査(予備調査)
2007年9月9日 第1回イチョウの健康度調査
2007年12月1日 第2回イチョウの堆肥化の実験
2007年12月2日 第2回街路樹健康度調査
2008年12月6日 第3回イチョウの堆肥化の実験
2009年4月11日 平成20年度総会 「天理の街路樹について語る会」
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どこかおかしいと思いませんか? 天理の街路樹 その1

紅葉を前に枝や葉が剪定されてしまう天理の街路樹  天理の町でも紅葉の季節を迎えようとしていますが、この時期、寒々とした光景を見ることになります。そして、今年もその作業が始まりました。市内の主な街道の街路樹が、紅葉を前に次々と剪定されていきます。国道169号線沿いのイチョウの並木、中大路のケヤキ並木、そして北大路のナンキンハゼの並木ノ。この作業はいつごろから始まったのでしょうか。初めて見たときは本当にショックを受けました。

 イチョウは「天理市の木」に制定され、その並木の美しさは県内外でもよく知られていたはずです。しかし、観光で訪れたり、おぢばに帰参されたりした方たちがこんな姿を見てどう感じられるでしょうか。阪神球団のリーグ優勝パレードが御堂筋で行われましたが、もし、この時期、御堂筋が坊主のイチョウ並木だったら絵にもなりませんよね。天理の街道にイチョウが植えられたいきさつは、平木一雄著「おやさと・いまむかし」という本に紹介されています。

 それによると東大構内や御堂筋のイチョウ並木をモデルとされ、今から約70年前の昭和8年頃、天理市でのイチョウの植樹が発案されたそうです。イチョウの美しさは、凛として天をつく樹形と、すがすがしい黄葉にあります。ケヤキやナンキンハゼも、紅葉の美しさから樹種として選ばれたのではないでしょうか。それが、なぜ紅葉を前にすべての葉を落とさなければならないのでしょうか。落ち葉の処理に困る?すべって交通事故の元になる?市民の苦情があったから?並木の管理を市や県のどの部署が担当されているのかはわかりませんが、本当のところを知りたいものです。

 そして、なんとか工夫できないものでしょうか。落ち葉はみんなで掃けばよいし、もし、交通事故が心配なら自動車はこの時期だけでも徐行すればすむことです。せちがらい世でも、それくらいの心のゆとりは、みんな持ち合わせているように思います。並木とともに季節を迎えようという豊かな心が「天理の人心」を育んでいくものと思うのですが。そして、何よりもこの不自然といえる街路樹の姿をいつも見ながら育っていく「天理っ子」たちの将来が気になります。

みんなで知恵を出し合いませんか。ご意見をお寄せください。

  

剪定された国道169号線沿いのイチョウ並木

紅葉を前にきれいさっぱり剪定されたケヤキ並木(天理市の玄関天理駅前 中大路 11月2日)

 
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どこかおかしいと思いませんか? 天理の街路樹 その2

緑いっぱいの木々に囲まれた町を目指したのでは? 今、何が問題なのだろう?
 みなさんは天理市街地に街路樹は何本植えられていると思いますか。イチョウやケヤキの街路樹のようすが気になり始めたことを機会に、一度調べてみようと思い、車を走らせて車窓から数えてみました。その結果、公道に植えられた街路樹の数はなんと3,260本もありました。車からの調査ですので少しは誤差があると思いますが、種類と本数は次のとおりです。

  イチョウ・・・・・931本 
  トウカエデ・・・・794本
  ナンキンハゼ・・・792本
  サクラ・・・・・・498本
  ケヤキ・・・・・・・99本
  モミジハフウ・・・・82本
  ヤマモモ・・・・・・39本
  クスノキ・・・・・・25本

    本数が最も多かったのはイチョウでした。
さすが「天理市の木」に指定されているイチョウです。天理教教会本部や市役所周辺、国道169号線沿いに多くあります。ナンキンハゼは北大路やバイパス沿いに植えられています。ケヤキは中大路、市の玄関を飾る場所にあります。トウカエデがかなり植えられるようになり、イオン天理店や万代指柳店の前の東西の道路に多く植えられています。サクラは石上神宮前の通りや天理高校の周辺にたくさんあります。ヤマモモはよろづ相談所病院前の通りにあります。
 よくもこれだけの植樹をされたものと感心するとともに、植えられた方々の熱い思いを感じさせられます。
 こんなみごとな街路樹ですが、前号、前々号と2回にわたって紹介しましたようにさまざまな問題点があります、その内、今回は次の二つを取り上げてみます。

◇スズメの糞害?  夏から秋にかけて、天理郵便局や南都銀行天理支店の周辺の街路樹に夕方になるとたくさんのスズメが集まってきます。これが俗に言う「雀のお宿」にあたるのでしょうか。新緑を前にぼうずにされたケヤキやイチョウは、スズメが集まってくると再度剪定されてぼうずになります。この間、スズメたちは、近くの街路樹に移動しているようですが、若葉青葉が出始めるとすぐに帰ってきます。この間約10日ほどです。頭上から糞を落とされる周辺の店などにとっては苦痛の種でしょうが、どう解決すればよいか大きな課題です。

◇枯死寸前のイチョウたち  国道169号線沿いのイチョウは、7月にもなると葉っぱが白っぽい土色に変わり始めます。中には立ち枯れの状態になっているものも見られます。どうみても不健康で、すぐに樹木医に診てもらった方がよいのではと心配になります。最近は親里大路のイチョウも同じ状態になってきています。このままでは、天理の顔であるイチョウはどうなることでしょう。強い剪定が根を弱くさせているのではないかと言われていますが・・・。どう思われますか?

北大路のナンキンハゼ

路上にちらばるスズメの糞

不健康な葉をつけるイチョウ(親里大路)

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イチョウの健康度調査(予備調査)2007年9月1日

『 天理のイチョウは元気かな? - イチョウの健康度調査 』  天理の街路樹 おかしくありませんか? 
 イチョウの木が 手足を切られたように幹だけになっていると思いませんか?
 「天理市の木=イチョウ」なのに・・・
 天理図書館の周りでは あんなに 見事に茂って、秋には周りを黄色のじゅうたんを敷いた様に染めるのに、国道沿いでは・・・

そんな 天理のイチョウの街路樹の健康調査を 行いました。
     予備調査  9月1日(土) 参加者16名
     第1回調査 9月9日(日) 参加者15名 5路線
           

イチョウの健康度調査活動風景

 
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