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布留川河川改修に対する提言

ホタルが暮らせる憩いと潤いの空間づくり  天理市街地を流れる古側にゲンジボタルがたくさん舞うようになってきた矢先、2002年に丹波市小学校前の降る側の河道で河川工事がスタートしました。そこで環境市民ネットワーク天理は天理市に布留川北流回収についての要望書を提出し、同様の要望書を奈良県に提出しました。そして奈良県土木事務所で県河川課の職員も加わった担当相と環境市民ネットワーク天理の役員との前向きな協議がおこなわれ、改めて奈良県へ2回目の要望書を提出することによって、県内で初めての「ホタル護岸」改修工事の流れができました。                      
 河畔林が充実することによって「緑の回廊」の一端を担い、さまざまな生きものの移動空間、定着空間として機能すると考えます。                             

取り組みの経過

2004年7月24日 「川の生き物たちの引っ越し」布留川北流河川改修の前に
2002年7月1日 奈良県奈良土木事務所訪問 布留川北流の河川改修計画の説明を聞く
2002年6月22日、23日 山口市「一の坂川」の視察と山口土木建築事務所訪問

「多自然型工法」によって河川改修工事が進む布留川北流

2009年6月21日(日)第10回 布留川をきれいにしよう -布留川清掃-  昨年夏から始まった、布留川北流の丹波市小学校前の河川改修作業が本格的に進み、新しい布留川北流の姿が見えるようになってきました。
 2年前に、河川改修工事が丹波市町付近にまで進んできた段階で、工事を担当している奈良県奈良土木事務所を訪ねて以来、よくここに至ったことと感慨深いものがあります。地元丹波市区長さんや丹波市小学校との話し合い、そして天理市への対応、奈良土木事務所のみなさんとの連携の中で実現したものです。
 丹波市小学校前の布留川北流は草深い流れの中、初夏にはゲンジボタル、トンボ、チョウがなどがたくさん舞う豊かな空間でした。
 その姿はJR桜井線に近い部分を除いて姿を消してしまいましたが、今回採用されようとしている多自然型工法による効果が上がることを期待するものです。それとともに、昨年夏に子どもたちといっしょに、工事を乗り越えて生き延びてほしいとの願いをこめてカワニナやトンボのやご、小さな魚などの生き物を上流や布留川本流に移しました。この引っ越し作業に参加した子どもたちの思いや願いが実るよう、そして、ふたたびホタルやトンボたちが飛び交う自然豊かな川となり、市民の憩いの場所となることを願っています。














  

改修工事が進む布留川北流丹波(になみ)橋から下流を望む

他自然型工法ホタルブロック

水辺への階段と飛び石?

河川改修の横断イメージ図(奈良土木事務所パンフレットより)

 
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山口市「一の坂川」の視察と山口土木建築事務所訪問

山口市を流れる「一の坂川」を訪ねて  去る8月23日、日本で最初にホタル護岸による河川改修を取り入れたり、自然工法などによって河川の再生事業を積極的に進められたりしている、山口市を流れる一の坂川を訪ねました。布留川北流の河川改修問題を考える上で、貴重な視察となりました。
 山口市は、室町時代から戦国時代にかけて約200年の間、大内氏の城下町として栄えた町です。現在も山口県の県庁所在地として地域の中核都市となっています。その山口市の中心部を流れる川を一の坂川といいます。大内氏は、この川を京都の賀茂川に見立て、京都に似た町作りをすすめました。山口市が西の京都と言われる所以です。京都の宇治川からゲンジボタルを取り寄せ、そのホタルが土着したとも言い伝えられています。大正4年には川の両岸に吉野桜178本が柳の老樹の間に植樹され、川縁は市民のいこいの場となりました。しかし、一の坂川は洪水に見舞われることもしばしばでした。昭和46年の台風による水害を契機に河川改修を行うことになりましたが、国の天然記念物に指定されているゲンジボタルを保護するために、生息条件を考えた工法、いわゆる「ホタル護岸」による改修が全国で初めて行われ、昭和49年に完成しました。また、市街地の大規模な河川改修が難しいために、上流に治水だけを目的にした一の坂ダムが昭和59年に完成し、一の坂川は一段と安全な川となりました。一の坂川の環境は、流域の大殿小学校の児童や子供会、地域住民によっても守られ、県や市などの行政もそれを支えています。ホタルが生育できる清流をみんなで守ろうという強い思いが息づいているように感じました。毎年6月には「ホタル祭り」が行われ、初夏の風物詩となっています。
 さらに、一の坂川では川の再生事業が行われているといいます。過去の河川改修によってコンクリートなどで築かれた三面張りの護岸をホタルが生息できる自然豊かな川に再生しdようという試みです。市の中心部約800mにおよぶ工事が始まっていました。堅牢な三面張りの護岸をシャベルカーでめくり、川底に使われていた石は、石垣として再利用されます。美観も考えた多自然工法により再生されつつあります。

四季を通じて市民のいこいの場となっている「一の坂川」

河川再生事業が始まった一の坂川

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